研究室での生活
全員参加の輪講会(専門の勉強会)と研究報告会(各自の研究発表)を定期的に行います.これ以外は基本的に自由ですが,卒業論文や学位論文を完成させるために,毎日着実に活動することが望まれます.
また将来,社会に出たとき,一人で行える仕事はほとんどありません.お互いが依存し合いながら,仕事が進みます.同様に,先生や先輩と相談を繰り返し,時に共同作業を行うことで研究が進みます.ですから人とうまく接し,賢く行動すること,お互いに楽しくやることが大事です.本研究室では日々の研究はもちろん,内部交流の様々な企画を行っています.
輪講会,報告会: それぞれ年に25〜30回.報告当番は3回に1回程度.各自の報告書をまとめ上げれば,だいたい卒論の完成です.
宴会: 年に10回程度からほとんど毎週まで,各年度の飲みたいメンバーの数によって様々.
研究室旅行: ’09: 清里,
’08: 修善寺, ’07: 山中湖, ’06: 伊豆高原,
’05: 修善寺, ’04: 那須高原, ’03: 軽井沢,
’02: 伊豆, ’01: 那須高原, ’00: 九十九里,...
その他: ソフトボール大会参加,有志のスキー旅行,フットサル,マラソンなど.




















研究テーマの決め方
本研究室は,世界と戦えるテーマをポリシーにしています.練習や学習のためのテーマ設定は学部生に対しても行いません.ただし実際,何が世界と戦えるテーマかを学部生が察知するのは困難です.マスコミの話題と学会のトピックスには大きな開きがあるからです.しかし既に3年間も座学を続けてきたので,せめて研究室では,すぐに現場が体感できる,外界とのつながりが実感できる活動を始めた方が面白いのではないでしょうか.またその面白さを知ることで,はじめて電子情報工学の奥深さが実感できるようになります.そこで本研究室では,学生のおおまかな希望を聞き,それを考慮しながら,まずはこちらでテーマ設定させてもらいます.
すぐに研究が始まるので新人は面食らうかもしれませんが,それでもびっくりするのは,半年もすれば英語論文を目で追って読めるようになったり,不器用な人が複雑な装置をどんどん使いこなすようになったり,コンピュータに不得手だった人が数千行に及ぶCのプログラムをサクサクと編集したりできるようになってしまうのです.そして過去には,卒業研究で現在も破られていない世界記録を樹立した例もあります.ただしこのようなテーマ設定は,学年が上がるごとに学生にゆだねられます.博士課程であれば,大まかに研究室の枠組みの中にあるとしても,自分のテーマを自分で決めることが要求され,最後にはそれを実現することが学位を取るために必要となります.さすがに2〜3年もきちんと研究すれば,みんな一人前になってしまうものです.
外部との交流
交流には次の5種類あります.
[会議への参加,発表] 学会や国際会議の発表は,特に大学院生の重要な評価項目です.卒論生も,学会のために北海道や九州へ飛ぶことは珍しくありません.国際会議で海外に行くチャンスも多いので,個人旅行のために大金を貯める必要もなく,世界を知ることができます.何度も発表を行えば,だんだんとその分野のことがわかってくるので,2年もすれば世界のトップグループにいる自分を発見することができます.
最近の学生の海外出張:’05サンノゼ(シリコンバレー)2名,オーストラリア1名,’06ロサンゼルス1名,ワシントン1名,韓国4名,ハワイ1名,’07ボルチモア〜シカゴ2名,フロリダ2名,’08サンノゼ3名,ベルギー〜イタリア2名,’09ハワイ2名,スウェーデン〜ドイツ2名,トルコ〜イギリス1名,アメリカ1名










[外来者の訪問] 企業の人は共同研究や技術相談のためによく訪れます.ただし学生が接するのはあまり多くないでしょう.むしろ最近は,海外からの訪問者が増えました.これまでにハーバード大学,スタンフォード大学,カリフォルニア工科大学,イリノイ大学,ジョージア工科大学,スウェーデン王立大学,トロント大学,ロンドン大学,シドニー大学,韓国工科大学,米HP社などから教授や学生が訪問し,研究室のメンバーと交流しました.’98年にはスウェーデン・ウプサラ大学,’09年には米ノースキャロライナ大学から短期留学生を,’05には中国科学アカデミー,’06には海南大学の教授の在日研究をサポートし,共同研究を行いました.また’06にはNature誌の編集者が来訪しました.
[共同研究] 企業や他大学と一緒に研究を行うことがたまにあります.この場合,例えば学生が企業に赴いて実験を行う場合もあります.企業に協力してもらうと,強力に研究を推進できることがあります.また企業技術者との交流を繰り返すうち,自然に企業や企業人の雰囲気を知ることができるかもしれません.
[業者とのやりとり] 企業に就職すれば,みな驚くほど数多く関連業者とやりとりをしなければなりません.大学でも機材の購入や依頼事項がどうしても発生してきます.でも,わずかなやりとりをするだけで,だいぶ社会の状況がわかります.本研究室では,学生各自がこのようなやりとりをしています.
[光通信研究会への参加] これは普通の会議ではありません.光エレクトロニクスの創生期に世界をリードした日本のグループの同窓会です.全国9大学23研究室の総勢200名が一同に介して発表会を行います.(’04年は本研究室の森君が,’05年は松本君が,’06年は野崎君が最優秀発表賞を受賞する快挙!)また招待講演として,このグループ出身の会社社長,役員,所長など,きら星のごとき人たちが登場します.就職後はこういった人たちと会話するなんて,なかなかできません.’02年度,’05年度は本研究室が幹事を担当しました.また’08年度は米国電気電子学会IEEEと合同の国際記念イベントも開催しました.
[OB/OG会] 研究室が毎年12月に行っている忘年会は,実質的にOB/OG会を兼ねています.毎年,多くのメンバーが参加し,総勢40名以上で朝まで交流します.